関の氏神
亀山八幡宮
亀山八幡宮の境内地は江戸時代初めまで島でした。 島の形は丸く、陸や海から眺めると亀に見え、さらに夏の日照りが続くと亀甲模様の亀裂が現れていたことから、亀山島と言っていました。 また亀は水中でも陸上でも生きることが出来ることから、あの世(神の世)とこの世(現世)を行き来できる動物として神聖視されています。 亀山という名からか、神聖な動物としてかは分かりませんが、亀山八幡宮には古くから亀が大切に飼われいます。戦前には大変大きな池があり、鶴もいました。童謡詩人・金子みすヾは「噴水の亀」「鶴」と、この池を題材とした詩を詠んでいます。(亀山八幡宮を題材としたみすヾの詩は、他に「夏越まつり」「雨の五穀まつり」があります。)